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十勝毎日新聞掲載 (2014/06/14)

鈴蘭地区の商店サカイマートがサ高住建設へ 音更

2014/06/14 6:30

 

商店併設のサ高住を整備する坂井代表右)と、坂井代表の母歌子さん

 【音更】町中鈴蘭地区の個人商店「サカイマート」(中鈴蘭南2、坂井和博代表)は、同店の土地を活用してサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を整備する。個人商店が独自にサ高住を整備・運営する事例は珍しい。サ高住1階には店舗スペースを設け、入居者だけではなく一般住民の利用も可能にする他、地域のイベントに参加するなど入居者と地域住民の交流も進めていく方針。

 既に5月末までに、同店が立地していた約530平方メートルの土地で店舗兼住居の取り壊しを済ませている。店は近くの空き地に仮設で営業を継続し、サ高住の建設・オープンに向けて準備を進めている。

 計画では、建物は鉄筋コンクリート造り3階建て延べ約930平方メートル。1階に約36平方メートルの店舗スペースと食堂・談話室、坂井代表の自宅スペースを配置。2、3階に居室(1室当たり18平方メートル)を計22室設けて22人まで受け入れる。

 建物は6月中に着工し、年内をめどに完成させる見通し。並行して秋ごろにも入居者の募集を始める。オープンは来年3月を予定。総事業費は約2億円。

 「サカイマート」は、坂井代表の祖父助十郎さんが戦後、樺太から引き揚げて1959年に創業。73年に現在の名称となり、坂井代表まで3代にわたり食料品や日用品の小売り、業務卸売りを手掛けている。

 近年、高齢化を背景に同店の常連客には高齢者が増えている中、同店は坂井代表(47)と母親の歌子さん(71)の2人で切り盛りしてお年寄りの買い物支援にも取り組んでいる。「地域に愛されてきた商店として地域のお年寄りの役に立ちたい」(坂井代表)と、商店を併設したサ高住の整備・運営に踏み切った。

 坂井代表は今後、サ高住の整備に合わせて介護職員初任者研修を受ける方針。「お年寄りに便利なサ高住と店をつくり、地域の子供たちとの交流も進めたい。入居する高齢者の世代に応じたきめ細かいサービスを提供したい」としている。

 問い合わせはサカイマート(0155・31・4266)へ。(井上朋一)

 

十勝毎日新聞掲載 (2015/09/30)園児がお年寄りに遊戯を披露 音更 

 

【音更】中鈴蘭地区のサービス付き高齢者向け住宅で9月28日、米寿と古希の祝賀会が開かれた。とかち帯広YMCA幼保園・プレスクール(川口豊園長)の園児が訪れ、遊戯やゲームを披露した。 同施設は、個人商店「サカイマート」(中鈴蘭南2、坂井和博代表)が今年3月に商店と併設してオープン。同園との交流は誕生会などで定期的に行われている。この日は同園の2~3才児の26人が訪問。「げんこつやまのたぬきさん」「どんぐりころころ」を元気よく歌った後、じゃんけんゲームやミッキーマウスのマーチにあわせた踊りを披露し入居者を喜ばせた。 入居者からは園児にお菓子のプレゼントが手渡され、園児は「元気でね」と手を握って応えていた。大道葵ちゃん(4)は「上手にできた」と笑顔だった。(佐久間正通信員)

 

 

 

十勝毎日新聞掲載 (2015/10/16)

お年寄りにそば振る舞う 音更・高齢者住宅さかい

 

プロの技を間近で見て学ぶ参加者

 【音更】サービス付き高齢者住宅さかい(中鈴蘭南2、坂井和博代表)で14日、手打ち蕎麦が振る舞われた。

 同施設で給食を提供するLEOC帯広釧路支店の木村秀一支店長が同施設を訪れそば打ちを披露した。

 町内会の老人クラブなど地域の人約25人が参加し、木村支店長の手さばきを観察。その場で切られた新そばが振る舞われた。入居者の女性(93)は「おいしい」と笑みを浮かべて味わっていた。

 同施設は個人商店「サカイマート」が運営し、今年3月にオープンした。地域の子供たちや住民との交流も盛んで、今後同施設を地域の交流の拠点にしたい考えだ。

 施設は1階が店舗で、2、3階に入居者の部屋が並んでいる。22部屋で現在入居者は3人。同施設は入居者を募集している。問い合わせは同施設(0155・31・4266)へ。(川野遼介)

 

 

 

 

 

 

十勝毎日新聞掲載 (2015/01/28)

サ高住で介護学ぶ 音更

2015/01/28 21:00

 

サ高住の現状などを説明する宮崎代表

 【音更】札幌市内の設計会社さっぽろ医療福祉あい設計(宮崎聡代表)主催の介護セミナーが28日、同社の設計で新築された町中鈴蘭のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で開かれた。

 建築施工を担当した篠河建設(帯広市、高津正則社長)が企画。社会福祉法人などから約20人が参加した。

 同サ高住は全22室22人が入居可能な3階建て。町中鈴蘭の商店「サカイマート」(坂井和博代表)が建て主で、3月3日に開業する。他業種とサ高住の融合として注目され、宮崎代表はセミナーで「サ高住だけを建てるのではなく、付加価値を付けられる」と紹介した。


 篠河建設の高津匡平取締役は「サ高住の新規参入業者は、商店やクリニック併設など異業種とのコラボレーションで収支向上が図れる」と話した。
(関坂典生)

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